こんにちは、ヒトグラ運営者のハシタカです。
「一人暮らしの年間支出って、みんなどれくらいなんだろう?」「平均と比べて自分は使いすぎかな?」と、ふと不安になることってありますよね。
私も一人暮らしなので、その気持ち、すごくわかります。
周りの人がどれくらい使っていて、どれくらい貯金しているのか、なかなか聞きづらいですし、自分の手取り月収で考えると、現実的な家賃の目安や生活費の内訳がどうなるのか、気になるところかなと思います。
この記事では、最新の統計データを見ながら、一人暮らしのリアルな年間支出や家計簿の内訳、さらには手取り月収別のシミュレーションまで、しっかり掘り下げていきます。
支出を管理して貯金額を増やすための具体的な節約術も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 一人暮らしの年間支出の平均額と内訳
- 手取り月収別の支出シミュレーション
- 挫折しない家計簿のつけ方
- 支出を減らすための具体的な節約術
一人暮らしの年間支出、平均は約225万円

まずは「みんなどれくらい使ってるの?」という、一番気になる部分から見ていきましょう。
最新データをもとに、一人暮らしの年間支出の平均額や、手取り別のリアルなシミュレーションをチェックしていきます。
支出の平均と内訳をデータで見る
最新の家計調査(2024年・単身世帯・民営借家)によると、一人暮らしの1ヶ月の平均支出(消費支出)は187,629円だそうです。
これを単純に12ヶ月で計算すると、年間の支出総額は2,251,548円です。
ざっくり「約225万円」というのが、平均的な一人暮らしの年間支出になりますね。
ただ、大事なのはその「内訳」です。平均的な支出の内訳をまとめたのが、こちらの表です。
| 支出項目 | 月額(平均) | 年間(換算) | 割合 |
|---|---|---|---|
| 住居費(家賃) | 53,135円 | 637,620円 | 28.3% |
| 食費 | 42,015円 | 504,180円 | 22.4% |
| 交通・通信費 | 20,170円 | 242,040円 | 10.7% |
| 教養娯楽費 | 20,114円 | 241,368円 | 10.7% |
| その他の消費支出(交際費など) | 23,386円 | 280,632円 | 12.5% |
| 光熱・水道費 | 11,619円 | 139,428円 | 6.2% |
| 保健医療費 | 7,751円 | 93,012円 | 4.1% |
| 被服及び履物費 | 5,221円 | 62,652円 | 2.8% |
| 家具・家事用品費 | 4,218円 | 50,616円 | 2.2% |
| 支出(消費支出)合計 | 187,629円 | 2,251,548円 | 100% |
| 出典:2024年 総務省統計局 家計調査(単身世帯・民営借家)のデータを基に作成 | |||
平均値のワナに注意
ここで注意したいのが、「平均=普通」ではない、ということです。この平均支出(月約18.7万円)は、手取りが15万円の人にとっては、すでに収入を超えてしまっています。
このデータはあくまで全国・全年齢の平均値であり、都市部と地方の家賃差も含まれています。
自分の収入やライフスタイルと比べて、「平均より高いからヤバい」と焦る必要はなく、あくまで「目安」として捉えるのが大事ですね。
家賃の目安は手取りの3割では危険

支出の中で一番大きいのが、やはり「住居費(家賃)」です。
よく「家賃は手取りの30%(3割)が目安」と言われますが、これは特に手取りが少ない人にとっては、かなり危険なラインかなと思います。
例えば、手取り15万円の人が30%の家賃(45,000円)の部屋に住むと、残りは10.5万円になります。
そこから食費や光熱費、通信費などを引いていくと、貯金に回せる額は月1万円以下、という厳しい生活になりがちです。
将来的な貯蓄や生活の余裕(趣味や交際費)を確保するためには、家賃は「手取りの30%」を上限としつつ、目標は「手取りの25%」に設定するのが、現実的で安全な指針と言えそうです。
手取り月収別シミュレーション
では、実際の手取り月収ごとに、どれくらいの支出バランスが現実的なのでしょうか。
手取り12万円から25万円までのシミュレーションを一覧にしてみました。
ご自身の状況と近いものを見比べて、家計管理の参考にしてみてください。
| 項目 | 手取り12万円 | 手取り14万円 | 手取り15万円 | 手取り20万円 | 手取り25万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 手取り月収 | 120,000円 | 140,000円 | 150,000円 | 200,000円 | 250,000円 |
| 家賃 | 40,000円 | 42,000円 | 45,000円 | 60,000円 | 69,501円 |
| 食費 | 25,000円 | 30,000円 | 30,148円 | 32,000円 | 54,956円 |
| 水道光熱費 | 10,000円 | 10,000円 | 12,000円 | 12,000円 | 11,619円 (平均) |
| 通信費 | 10,000円 | 10,000円 | 7,000円 | 7,000円 | 20,170円 (平均) |
| 娯楽費・交際費 | 10,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 30,000円 | 26,260円 |
| 雑費・日用品 | 5,000円 | 10,000円 | 11,000円 | 11,000円 | 5,517円 |
| 保険・医療費 | 5,000円 | 6,000円 | 8,000円 | 8,000円 | 7,751円 (平均) |
| 支出合計 | 105,000円 | 128,000円 | 143,148円 | 160,000円 | 215,774円 |
| 貯蓄額(月) | 15,000円 | 12,000円 | 6,852円 | 40,000円 | 34,226円 |
| 貯蓄額(年) | 180,000円 | 144,000円 | 82,224円 | 480,000円 | 410,712円 |
| ※シミュレーションデータ(出典1,2)を基に再構成。手取り20万/25万の通信費・光熱費は平均値がやや高めのため、格安SIMなどを利用すれば貯蓄額はさらに増やせる可能性があります。 | |||||
このシミュレーションは、あくまで一例です。
住んでいる地域やライフスタイルによって最適なバランスは異なります。ご自身の支出を把握するための「たたき台」として活用してくださいね。
収入増が貯金増に直結しない理由

このシミュレーションで興味深いのは、「収入が増えても、思ったほど貯金額が増えない」ケースがあることです。
例えば、手取り15万円(年間貯蓄 約8万円)と手取り25万円(年間貯蓄 約41万円)を比べると、手取りの差額は月10万円(年120万円)もあります。
でも、貯蓄額の差は年約33万円。残りの約87万円はどこへ消えたかというと、家賃(+約2.5万円)、食費(+約2.4万円)、娯楽費(+約1万円)など、生活水準の向上(ライフスタイル・インフレーション)に吸収されているんですね。
これは、「収入が増えたから」と無意識に支出を増やしてしまうのが原因です。
収入が増えても、意識的な「支出管理」(=家計簿)をしないと、貯蓄は増えにくい、ということがわかります。
挫折しない家計簿の5ステップ
支出を管理する第一歩は、なんといっても「家計簿」です。
でも、「家計簿=面倒で続かない」というイメージ、ありますよね…。
挫折の最大の理由は、「毎日、1円単位で完璧に」やろうとすること。家計簿の目的は完璧な記録ではなく、「支出の傾向を把握して、継続すること」です。
ここでは、ズボラな私でも続いている、挫折しないための5つのステップを紹介します。
ステップ1:ツールを選ぶ(アプリ・手書き・Excel)
自分に合ったツールを選ぶのが最重要です。入力の手間を考えると、レシート撮影や銀行口座・クレジットカードと自動連携できる「家計簿アプリ」が、一人暮らしには一番手軽でおすすめかなと思います。
ステップ2:開始日を決める(「給料日始まり」が推奨)
家計簿は「毎月1日始まり」じゃなくてもOKです。おすすめは給料日始まりです。
「今月あといくら使えるか」という残高が常に明確になり、使いすぎを防ぎやすくなりますよ。
ステップ3:項目を決める(シンプル・イズ・ベスト)
最初から項目を細かく分けすぎると挫折します。「家賃」「食費」「光熱・水道」「通信費」「娯楽・交際費」「その他」など、まずは大きく6項目くらいから始めるのがいいですね。
ステップ4:記入する(「週に一度」のまとめ書きでOK)
家計簿は毎日つける必要はありません。
負担が大きすぎます、かといって溜めすぎもNGです。
「週に一度」、例えば土曜の夜など、時間があるときにまとめて記入するルールにするのがおすすめです。
ステップ5:振り返る(最も重要なステップ)
家計簿は「つけること」が目的ではなく、「振り返ること」が目的です。
月に一度、締め日(給料日前日など)に必ず収支を確認し、「予算と実績」を比較しましょう。
「今月は食費が多かったな、外食が続いたからかも」といった振り返りが、翌月の行動改善につながります。
一人暮らしの年間支出を減らす具体的節約術

支出の現状がわかったら、次はいよいよ「どうやって支出を減らすか」ですね。
ここでは、効率よく年間支出を削減するための具体的な節約術を、優先度順に紹介します。
節約の優先順位と支出ビッグ4
データ(セクション1)をもう一度見ると、支出の割合は以下の4項目(ビッグ4)で全体の7割以上を占めていることがわかります。
- 住居費 (28.3%)
- 食費 (22.4%)
- 交通・通信費 (10.7%)
- 教養娯楽費 (10.7%)
合計: 72.1%
これはつまり、本気で支出を削減したいなら、この4項目のどれかに手をつけるのが最も効果的だということです。
逆に、光熱費 (6.2%) や日用品費 (2.2%) の節約を日々頑張っても、全体へのインパクトは限定的、ということですね。
節約は「インパクトの優先順位」が重要です。
最優先の節約は通信費の見直し

年間支出の削減で、最も簡単かつ効果が大きいのが「通信費」です。
これは「固定費」なので、一度見直すだけで、その後の努力なしに節約効果がずーっと続きます。
もし今、大手キャリアで月10,000円近く払っているなら、格安SIMやオンライン専用プラン(ahamoなど)に乗り換えるだけで、月5,000円程度まで抑えられる可能性があります。
仮に月5,000円安くなれば、それだけで年間60,000円の支出削減です。
これは、毎日コンセントを抜いて待機電力を節約する努力とは比べ物にならないインパクトですよね。
労力が大きい食費の節約術
通信費の次にインパクトが大きいのが「食費」です。これは家賃と違って「変動費」なので、日々の継続的な努力が必要になりますが、効果は絶大です。
自炊を基本とし、外食・中食を減らす
節約の基本ですが、やはり自炊が一番です。「外食は週に1回まで」「コンビニ利用は控える」など、自分なりのルールを決めるのが有効ですね。
買い物頻度を減らす(まとめ買い)
スーパーに行く回数が多いほど、つい不要なものを買ってしまいがち。
「買い物は週に1回」と決め、タイムセールなどを活用してまとめ買いするのがおすすめです。
「つくり置き」や「冷凍保存」を活用する
休日にまとめて調理し、「つくり置き」や下味冷凍をしておくと、平日の自炊のハードルがぐっと下がります。私もこれでかなり食費が改善しました。
「一汁一菜」でシンプルにする
毎食完璧な料理を目指す必要はありません。
「ご飯、味噌汁、メインのおかず(焼き魚や卵焼きなど)」といったシンプルな構成(一汁一菜)にするだけで、食費も調理の手間も大幅に削減できますよ。
光熱費の節約は効率が悪い?

水道光熱費の節約は、日々の地道な努力の積み重ねです。
ただ、前述のとおり支出全体に占める割合は小さめ(6.2%)なので、節約の「優先度は低い」と私は考えています。
もちろん無駄遣いはNGですが、「お風呂の残り湯」のように、手間がかかる割に効果が薄い(かもしれない)節約に疲弊するよりは、先に通信費や食費を見直す方が効率的です。
【豆知識】お風呂の残り湯洗濯、実はリスクも?
よく節約術として紹介される「残り湯洗濯」ですが、注意も必要みたいです。
残り湯は一晩置くと雑菌が1000倍以上に増えるとも言われていて、臭いの原因になったり、洗浄力が落ちたりする可能性も…。
もし活用するなら、「入浴直後の温かいお湯を」「洗い」にだけ使い、「すすぎ」には必ずキレイな水道水を使うのが鉄則です。デリケートな衣類も避けた方が無難ですね。
光熱費でまず手をつけるなら、日々のこまめな節約より、通信費と同じ「固定費」である電力・ガス会社の見直しから検討するのがおすすめです。
一人暮らしの年間支出の管理法まとめ
今回は、一人暮らしの年間支出について、平均額から具体的な節約術までを掘り下げてみました。
平均支出が約225万円と聞くと大きく感じますが、大切なのは平均と比較することよりも、「自分の収入の範囲内で、支出をしっかり管理できているか」どうかですね。
支出管理のまとめ
- 現状を知る:まずは平均(約225万)や内訳を参考に、自分の立ち位置を把握。
- 支出を把握する:家計簿(アプリが手軽)をつけて、「何にいくら使っているか」を可視化する。
- 支出を削減する:インパクトの大きい「通信費(固定費)」から最優先で見直し、次に「食費(変動費)」の改善に取り組む。
一人暮らしの年間支出の管理は、まず現状把握から始まります。
この記事を参考に、ぜひご自身の家計を見直すきっかけにしてみてくださいね。